動画師として2回目のボカロ動画を作る時に 第2話

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 第2話ですよ!今回は絵師の方とコラボした時にほぼ毎回発生する絵素材のサイズの問題とか、その他もろもろについて書こうと思います。

ほぼ毎回出てくる絵素材のサイズの問題とかいろいろ

絵コンテなどで動画の流れが決まれば、次は絵師の人に絵素材を作って貰う訳ですがその時に絵師の人にどのようにして、絵素材のサイズやもろもろの指定するすれば良いか、これは毎回悩みます。「ただ大きめに描いて貰えば良いじゃない!」と言う声が聞こえて来そうですが、実際にはアルファとか色々あるじゃないですか!大きめに描いてもらっても画面に収まりの良いサイズまで縮小したら端っこが切れてたとか!なのでとりあえず絵素材はこう作れ!的な事を順を追って話そうかと思います。

ちなみにニコニコの画面サイズは854x480です。(大画面モード)絵師の人がこれを意識するのはかなり重要な事ですが、実際には多くの絵師が画面サイズをあまり意識せずに、とりあえず絵素材を作っているような印象を受けます。(この辺は絵コンテが無い場合も多いボカロ動画制作においては一概には言えないのですが)

まあ所詮はお遊びなので適当でも良いんですが、良いモノを作りたいなら、そういったメンドウな事も意識しましょう!という感じです。あと動画師の作業が多少楽になります(汗

画面サイズを確認する

先ほど画面サイズは854x480と書いたのですが、僕は製作段階では1280×720(画面の比率は同じ16:9)というニコニコにアップするサイズよりも少し大きめのサイズで作業して、最終的に854x480に縮小する形をとっています。なぜ、そのようにするかと言うと、イラストの場合大きめに描いて後で縮小した方が綺麗に仕上がるので動画でも同じようにした方が仕上がりが綺麗かなと思ったからです。なので最後に縮小する形で作業しています。そんな訳でここでは画面サイズを1280×720と想定して話を進めます。画面の比率が同じなので基本的には854x480と考えてもらっても大丈夫だと思いますが(´∀`)

イラストはただ大きめに描けばいいの?

確かに絵素材は大きめに描いて縮小すれば綺麗に見えるので間違いではないですが、それだと動画的に少し使いにくい絵素材になってしまいます。例えば下記の背景は画面サイズよりも大きめに作ってはいるのですが、絵素材の比率が画面サイズと同じ16:9なので文字を画面内で見栄えの良い大きさに収めるために背景を縮小すると画面の端に余白が出来てしまいます。

 



 これを避けるために全画面表示する絵素材は画面の比率よりも大きめに作る必要があります。どの位大きく作るかは動画の内容によって異なりますが、 上の素材の場合だと画面(1280×720)に文字を収めた状態で背景は画面より3倍+α位大きい方が良いかもしれません。(使用する時は縮小して使用します)

ただこの話は文字と背景が統合されている場合の話で、もしレイヤーが分かれていたり、文字がアルファつきPNGの場合で背景を揺らしたりスクロールさせないなら背景を1280×720で作って文字だけ縮小すれば上下左右に余白は出来ません。ここで出てきたアルファの話は後もう少し詳しくします。

次にスクロール。上で話している内容と同じような内容だけど、こっちはスクロールを想定しないで画面サイズと同じ1280×720で背景素材を作ってしまったために、スクロールさせると動かした方向と逆方向に余白が出来てしまうという例です。

 



 スクロールさせる場合はあらかじめ、どの方向に絵を動かすかを決めてから絵師に絵素材の制作をお願いする方が良いと思います。そうしないと絵師の手間が増えてしまい納期遅延の原因になってしまいます。あらかじめ全方向対応できるように絵素材を作ってもらっても良いですが、その分絵素材にかかる時間が大きくなるのでやっぱり遅延の原因になりそうです(>_<)

ピアプロなどでメンバーを募って作業する場合、大抵誰かの「めんどくさいからコレで良いや」がそのまま他のメンバーの作業に上乗せされる場合が多い気がするので、動画をちゃんとニコニコにアップ出来るようにしたいなら、その辺もお互いが気を使う必要があるかも。(メンバーに「めんどくさいから良いや」という思考が蔓延すると企画が駄目になる可能性が急上昇するので(>_<))

アルファ付きの素材について

絵素材を絵師の人から貰う時にサイズ以外にも重要な事があります。それがアルファ(透明色)です。アルファとは簡単に言えば透明な色です。例えば上の説明でも使用されているタイトル素材をphotoshopで開くと下記の画像のように文字以外の場所がチェック柄になります。このチェック柄はphotoshopでは絵のデータが何も無い事を表していて、この状態がアルファを持った状態になります。

 

 

「イラストはただ大きめに描けばいいの?」でもちょっと触れましたが、あそこでの説明はタイトルと背景が統合されている(一枚の絵になっている)事を想定して説明したので、もし背景を動かす必要が無く、タイトルもアルファ付きの素材であれば、背景のサイズは1280×720のままでも良く、タイトルのみ画面に収まりの良いサイズに縮小すれば、背景は画面サイズ以上に大きく書かなくても余白は出来ません。

動画に使う絵素材は基本的にキャラや小物、背景がそれぞれレイヤー分けされていて背景以外は上記のタイトル画像のようなアルファ付き素材が多いです。その方が「キャラだけスクロール」や「小物だけスクロール」といった動かし方が出来るので、動画師からは大抵レイヤーが分かれていている状態のPSDかアルファ付きのPNG画像を要求されます。(1枚の静止画で歌詞が流れるだけの単純なタイプの動画ではそういう事は無いけど)

アナログの場合は中々難しいかもしれないですが、デジタルで作った素材を動画師に渡す時は基本的にアルファ付きのPNGかPSDを渡しましょう!あと素材数が多い場合はフォルダーに入れて圧縮して渡した方が渡された人の手間が減って良いと思います!以前ピアプロで1ファイルずつアップしている人を見ましたが、あれは落とす方も確認がきついので(>_<)

因みにアップする場所ですが、ピアプロではアップするファイルは1ファイル20Mという制限があったと思うので、僕がファイルをアップする場合はオンラインストレージのfirestorageを使用しています。放置しておいても指定した日数でデータを削除してくれるので便利(´∀`)

PNGでのキャラ素材のサイズについて

この話はあまり動画制作に関係ないのですが、たまに聞かれるので一応話しておきます。先にも話した通り僕は動画を作る時に画面サイズを1280×720で作っています。で絵師の人にもそれを想定して素材を作って欲しいという旨を、今まで説明した話と一緒にしているのですが、そうすると素材のサイズを画面サイズの1280×720で作ろうとする人がいるのですが、素材のサイズと比率は画面サイズに依存しなくても全然大丈夫です!上で紹介したタイトル素材の「僕が望む世界の果ては」のように横長でもOK。もちろん縦長でもOK。基本的にスクロール等に支障が無ければ、どんなサイズでもOKです。

でも心配ならやっぱり一緒に作っている動画師の人に聞いたほうがいいかも(汗

 今回のまとめ

今回の作り方はあくまで僕の主観なので、他のやり方の方が良いだろ!って言うのもあると思います。なので最終的には自分のやり易い方法や、一緒に制作している動画師の方と相談して決めるのが良いと思うので、あくまでも一例と言う感じでなんとなーく頭の片隅に置いておくと良い事があるかもしれません的な(´∀`)

それでは今回のまとめ

 

絵師は画面サイズを確認し、絵コンテがある場合は自分の絵がどのように使用されるのか理解した上で絵素材を制作する(スクロールとか考慮して作る)

 

絵素材はアルファ付きPNGかPSDで背景とキャラを分けた状態で制作し、PNGで動画師に渡す場合はフォルダに入れて圧縮して渡す

 

基本的に素材のサイズはどんなサイズでもOK。あ!僕はAfter Effectsで動画を制作しているけど、もしかしたら動画師の方が使っているソフトによっては画像サイズに制限がある場合もあるかも知れません

 

次回は素材が足りない時にどうやって調達するかとかフォントの話を書こうかな(´∀`)

 

動画師として2回目のボカロ動画を作る時に 第3話

クオリティーを上げるための素材の増やし方

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