「イラストレーターになりたい!」と思った時、なり方として真っ先に思い浮かぶのが専門学校の存在です。
そしてその次に考えるのが、専門学校に行くと「本当にイラストが上手くなるの?」って所ですよね。
そこで、この記事では実際にイラスト系専門学校へ通っていた僕の体験を元に、専門学校のメリットとデメリットの話をしようと思います。
イラスト系の専門学校へ通うメリット
ここでは専門学校に通って実際に感じたメリットを紹介しようと思います。
分からない事は講師に質問できる
専門学校に通う1番のメリットは講師に技術的な質問が出来る事です。
今はyoutubeや書籍などでやり方が簡単に分かる一方、youtubeや書籍だとやり方が省略されていたり・・・なんて事も多いですよね。
そう言った場合は他の動画や書籍を見ることである程度解決できますが、それをしているとどうしても時間がかかってしまいます。
そういった時、講師など詳しい人に質問すると解決するスピードが格段に上がります。これが専門学校に行くメリットです。
専門学校では絵描き仲間が出来やすい
絵描き仲間はイラストについての情報共有をしたり、お互いの励みになったりと、いろいろありがたい存在です。
今はTwitterなどで絵描き仲間を作る事もできますが、知らない人に声をかけずらい人や、直ぐに疎遠になる・・・なんて人は専門学校で仲間を作るのもありでしょう。
専門学校で作る仲間はクラスメイトの場合が多く、授業のたびに顔を合わせるので交流が深まりやすいんです。
ただ、なれあいみたいな関係になって、スキルの向上が疎かになるようでは本末転倒ですが(汗
専門卒だと会社に履歴書が送りやすい
会社では送られて来た履歴書に目を通す機会がありますが、そういう履歴書ってほぼ全員が専門卒なんですよね。
これは「専門学校を卒業していないと履歴書は送れない・・・」と思う人が多いからだと思いますが、履歴書を送る時にそう言った事を考えなくてすむのも専門学校のメリットです。
ただ本当は誰でも好きに送っていいんですけどね(笑
クリエイティブ系で重要なのはポートフォリオ(作品集)
クリエイティブ職に就職する時、1番重要なのはポートフォリオです(作品集)
ここがしっかりしていれば、専門卒じゃなくても採用される可能性はぐっと高くなります。逆にポートフォリオがダメだと専門卒でもキビシイです・・・
あとはフォトショップとイラストレーターで作品が作れる位のスキルがあると良いですね。
ただソフトの使い方は会社で覚える人も多く、とりあえずデッサンやデザインが出来れば採用されたりもします。
機材が使いたい放題
専門学校ではイラスト用のPCやペンタブ、クリスタなど基本的な機材が使えるのも魅力。
僕の通っていた学校ではPC専用の教室もあったので、放課後は友達と机を並べてイラストの研究・・・なんて事も出来ました。
友達に解説してもらいながらデータが見れるって、なかなか良い環境ですよ。
インターンシップ制度がある学校も
専門学校ではインターンシップ制度を取り入れている学校があって、そういう学校だと制度を使って実際の現場の雰囲気を知ることが出来ます。
在学中は研修なんて行きたくなかったけど、現場の空気を知れるっていうのは貴重です。会社に入社してからそう思いました(笑
会社にもわいわい仲良くやっている会社や、業務以外では他の社員と関わらない会社など、色々な環境があるんですよ。そういう事が知れるのって、けっこう良いよな~と。
あと、どういう気構えで仕事をするのか?を知れるのも良いですね(笑
行くとなれば、めちゃくちゃ気が重くなりそうではあるんですが、こういう機会は良いです。
専門学校へ通う事のデメリット
デメリットについてはそれほど思いつかないけど、専門学校に通うためにネックになるのは学費です。
あとは専門で出来た友達の質によってはモチベーションが保ちにくい・・・などかなと思います(笑
やる気がない人の中ではモチベーションを保つのが難しい
専門学校ってやる気がない人とか、漠然と上手くなれればな~と思っている人が多いんですよね。
僕もそんな感じだったけど(笑
で、やる気がない人の中にいると、モチベーションを維持するのが結構大変なんです。
そのため専門学校から上手く就職にこぎつけるには、まず自分のやる気(モチベーション)を維持するのが重要ですね。
入学前は「自分はやる気があるから大丈夫!」なんて思うものですが、専門ではモチベーションが下がる前提でそれをどう回避するかを考えておいた方が良いと思います。
学費が高い
専門学校に通うとなるとネックになるのが学費ですよね。
専門学校に行こうと考えているなら、学費をどう工面するかは頭に入れておいた方が良さそうです。(そんな事言ってもって感じではあるけど)
専門学校の学費はどの位?
学費については行く学校や、通う年数によっても変動するので一概には言えません。
でもマイナビで、こんな記事を見つけたので専門学校に通うことを考えている人は参考にしてみてください。
学費について
また専門学校をまとめた記事を書いたので、どの学校に資料請求しようか迷った際に参考にしてみてください。
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オープンキャンパスはもう決めた?イラスト系専門学校まとめ
イラスト系専門学校のページを簡単にまとめました。資料請求する際などに参考にしてもらえると嬉しいです!
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独学できれば、専門学校に行かなくてもプロになれる
ぶっちゃけてしまうと、専門学校に行かなくても独学できればプロになれるんですよね。
今はyoutubeやTwitterでイラストの描き方が発信されてますし、ピクシブなどの絵描きコミュニティーも充実しています。それらを上手く利用で切れば可能だと思うんですよね。
確かに専門学校ではいろいろな事が学べますが、ネットから得られる知識もバカになりませんから。
専門学校での経験を生かせるかは本人しだい!
よく専門学校は「ただ通うだけではプロになれないよ~」と言われていますが、これは本当です。
いくら講師が授業をしてくれるからと言っても、自分が受身では上達スピードは遅いです。
なので専門学校を卒業してみて思うのは、本気でプロになるなら「専門学校をツールとして使い倒すぞ!」って気持が必要って事ですね。これって意外とむずかしいのですが(汗
そして、上達する上でおすすめなのが「いかにお金を稼ぐか?」を常に考えて行動する事がです。例えば今だったら ココナラ でイラストやマンガを描いてみるとか。
そしてつまずいた時に講師に相談する・・・みたいな。
これを繰り返せば、回りより上達が倍近く早くなりそう。
イラストでお金を稼ぐメリット
イラストでお小遣い稼ぎをすると、その過程でユーザーの生の声が聞けますし、イラスト料金のトラブルや悩みも出てくると思います。
そして「やばい・・・どうしたらいいんだろう・・・」となったら、講師の人に質問します。この繰り返しが成長につながります。
ココナラとかでお仕事をすると結構むりゃ振りされると思いますが、実際の仕事もわりとあるので(汗
専門学校ではイラストのスキルや、就職サポートなどしてくれますが、お金に関してってあまり教えてくれないと思うんですよ。僕の通った学校ではそうでした。
でもプロになるなら、お金の問題は絶対に出てくるので学生時代に体験しておいて損はありません。フリーのイラストレーターにならなくても、このスキルは便利ですしね。
それに、もしトラブルになったとしても、最悪返金対応すれば解決するしますし良いと思うんですよね。
専門学校についてのまとめ
僕は専門学校に行って楽しかったし、得られたスキルもそれなりにありました。でも今だと専門学校で学べる事ってネットでも学べちゃうんですよね。
それがあるから行く意味あるかな?と思わなくもないけど「PCもよく分からないし、イラストについても分からない!」って人が本気で学ぶには良いかもです。
自分で調べてなくてよく分からない・・・って人はプロに向いてない気もするけど専門でたくさん質問して、それを吸収する気があるならワンチャンあるかも。