クリスタ用PCを購入する際に気にしなければいけないのが、PC(パソコン)の性能です。
クリスタは性能の低いPCでも動きますが、性能の低いPCを使っていると描いている時に処理落ちして線がカクカクに・・・なんて事になってしまいます。
処理落ちが頻繁におきるとイラストを描く気がそがれてしまうため、本気でイラストを描くなら適切な性能を備えたPCを使うのがおすすめです。
ポイント
クリスタ用PCは適切なPCを選んで効率的に作業するのが上達への近道
クリスタがサクサク動くPCの性能はどのくらい?
僕が使っているPCは数年前に購入したものですが、今でも処理落ちもなく使えていますのでPC性能に迷ったら参考にしてみてください。
今のPCスペック
OS・・・Windows7
CPU・・・インテル Core i5-3470
メモリ・・・16GB
数年前のPCなんて使えるの?と思われる方もいるかも知れないですが、意外と使えます。
僕はアフターエフェクトで動画も作りますが、この位のPCであればイラストだけじゃなく動画も作れます。
2019年現在のドスパラだと、こちらのPCが同じくらいのスペックですね。
ドスパラ
ドスパラのPCスペック
OS・・・Windows10
CPU・・・インテル Core i5-8400
メモリ・・・16GB
何を基準にPCを選ぶか分からないと言う人は、ドスパラで紹介されていた「デスクトップパソコンの選び方」に参考にしてみて下さい。
ノートパソコンとデスクトップを比べた際の性能差についても分かりやすく紹介されています。
ドスパラ
クリスタが推奨するPCスペックはどのくらい?
クリスタが推奨している動作環境ですが、公式ページの「CLIP STUDIO PAINT動作環境」ではクリスタを使う際は下記のスペックを満たす必要があると書いてあります。
基本的にはOS(WindowsとかMacの事)やCPU、メモリなどを気にすればOKですが「SSE2に対応したIntel、AMD製CPU」ってちょっと分かりにくいですね・・・(汗
ただ「SSE2」について調べたところ「SSE2」未対応のCPUと言うのはかなり昔のCPUのようで、今はあまり気にしなくても大丈夫そうでした。
不安な人はクリスタの動作確認済みPC「raytrek debut」が買いやすい
「PCに詳しくないから、購入したPCでクリスタが動くのか不安・・・」と言う人もいると思います。
実はそういう人向けにクリスタの動作が保障さたPCが販売されているので、詳しくない人はそう言ったPCを選ぶと安心です。
クリスタの動作確認済みPC
このシリーズはクリスタやワコム製ペンタブの動作確認をすませたPCのため「買ったけど動かない」という事が起こりにくいんです。
ですので不安な人は「
raytrek debut
」を検討するのも良いと思います。


「raytrek debut」はPCの性能がメーターで簡単に比較できて分かりやすい
「
raytrek debut
」のPCは基本性能がメーターになっているため、よくわからなくてもPC性能が比較しやすく分かりやすいです。
基本的に1番上のCPU性能(core i3とか)と2番目のメモリを見れば大丈夫です。
上の画像で言えば真ん中の「core i5-8500、16GBメモリ」であればイラストや動画でも大丈夫だと思います。
ただ動画については上を見ればキリがなく、トップクリエイターだと庶民では手の届かない化け物級のPCを複数同時に使っていたりしますが・・・(汗
CPU「Core i3」と「Core i5」のコア数とスレッド数による性能の違い
クリスタ用PCは「Core i3」か「Core i5」の CPUのものを購入する事が多いと思います。
イラストなら「Core i3」や「Core i5」で十分ですし、「Core i7」のPCだと値段も高くなってしまうので(汗
ですので、ここでは「Core i3」と「Core i5」の違いについて簡単に紹介したいと思います。
CPU「Core i3」と「Core i5」ではコア数が多い「Core i5」の方が性能が高い
CPUはクロック周波数(Hz)とコア数、スレッド数で性能が決まります。
コア数とは人間で言うところの頭脳、スレッドは頭脳がこなせる仕事の量のことでで、どちらもより多い方がCPUの性能が高くなります。
コアとスレッドについて分かりやすい様、図にしました。
コアが多ければ1度に沢山の情報が処理できるため、CPUはコア数が多いものほど性能が高くなります。
例えば「インテル Core i5-8500 (3.00GHz-4.10GHz/6コア/6スレッド)」であればコア数が6個、スレッド数が6つとなります。「インテル Core i5-8500」と言うCPUの中に1コア、1スレッドが×6ある感じですね。
ちなみに「Core iシリーズ」では基本的に「Core i3」→「Core i5」→「Core i7」と数字が上がるにつれて性能が上がります。
クリスタの推奨メモリは8GB以上
「CLIP STUDIO PAINT動作環境」にも記載がありますが、クリスタではPCのメモリは8GB以上が推奨されています。
そのため予算が許すなら、出来る限り8G以上のPCを選ぶと安心ですよね。

ただメモリはCPUよりも簡単に増設(自分でメモリを購入してPCに組み込む事)できるため、自分で組み込むこめるなら必要になった時に買い足す・・・という方法でもOKです。
クリスタ用パソコンはMacよりもWindowsの方が安くておすすめ!
昔はクリエイティブな作業はMac!と言う感じでしたが今はWindowsでも全く問題ありません。なので「予算が・・・」という人にはWindowsがおすすめです。
あとMacはWindowsに比べて高くなりがちですからね・・・それらの理由からこのページではWindowsを紹介しています。


BTOパソコンではモニターは別途購入する必要がある
BTOパソコンには基本的にモニターが付属していないため、必要であれば別途モニターを購入する必要があるんです(キーボードとマウスは付属します)
ですので、ここではイラストが描きやすいモニターについて簡単に紹介していきます!
イラスト用のモニターは非光沢のノングレアがおすすめ
モニターにはグレア(光沢)とノングレア(非光沢)がありますが、イラスト向けのモニターなら反射の無いノングレアがおすすめです。
グレアはパッと見はキレイですが、回りのものが写りこんでしまうので(汗
まとめると・・・
ポイント
グレア(光沢)・・・液晶表面が光沢になっており、映り込みが多い
ノングレア(非光沢)・・・液晶表面がマット調で、映り込みが少ない(作業しやすい)
モニターの駆動方式による色の違いについて
モニターの液晶パネルにはグレアとノングレア以外にも種類があります。
主な種類としては、TN、VA、IPSの3種類でそれぞれ良い所、悪い所があるため表にまとめました。
TN方式 | VA方式 | IPS方式(おすすめ) | |
価格 | 安め | 普通 | 高め |
視野角 |
狭い | やや狭い | 広い |
色の再現度 |
悪い | 普通 | 良い |
反応速度 | 速い | 普通 | やや遅い |
得意分野 | ゲーム | イラスト(映像系) | イラスト(映像系) |
またこちらのページにも詳しく書いてあるので、気になる人は読んでみて下さい。
イラスト用のモニターは視野角が広く色の再現度が高いIPSパネルがおすすめ
イラストなどクリエイティブな分野ではIPSがおすすめです。
価格について表には「高め」と記載しましたが、モニターは長く使うものですしイラストを描くのであればある程度の色の際限度は欲しいです。
また高いといっても1.5万位で買う事ができるため、予算に余裕があれば検討してみて下さい。
イラストにお金がかかるのは最初だけ
デジタルイラストは最初こそお金がかかってしまいますが、1度購入すると長く使えるモノが多いです。(PCとかペンタブとか、なかなか壊れないです)
とはいえ、無いものは出せないのでお金に余力がある範囲で続けやすい環境を作ると良いと思います。
クリスタの選び方についてはこちらのページにまとめましたので、クリスタ購入時にどのモデルを選ぶのか?など迷った際に参考にしてみてください。
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