いざデジタルイラストを始めようと思っても、何が必要なのかいまいちわからない・・・なんて人も多いと思います。
なのでここではそんな人向けにデジタルイラストに必要な機材の紹介をしていきます!
デジタルイラストはPC、ペンタブ、ペイントソフトが必要!
基本となる機材はPC(パソコン)、ペンタブ(ペンタブレット)、ペイントソフトです。
僕自身は大画面で作業できるPCを使っていますが、すでに「iPad Pro」などがあるなら、それで始めるのもアリです。
PCでイラストを描くメリット
今は「iPad Pro」で作業をする人もいますが、個人的にはPCを推しています。
理由は「iPad Pro」に比べて比較的安価で購入できる、「iPad Pro」と比べて大画面で作業できる・・・などが理由です。
ツクモならクリエイター専用PCも
使うPCはこだわりが無ければ、ツクモのクリエイター向けPCを選べば良いと思います。
ノートパソコンという選択肢もありますが、コスパがあまり良くないかな?と思って今回は除外しました。
PCは大体5~7万位のPCを買えば問題ないと思います。PCって高いですが何年も使う事を考えると、こんなもんかなと(笑
PCはMacを選ばなくても大丈夫!
デジタルイラストがクリエイティブな作業だからと言って、無理をしてMac買う必要はないんです。
「デザインならMac!」という人もいますが、Windowsで作業しているデザイナーも多いので最初にそこまでこだわる必要はないと思います。
デジタルイラストを始めたい!と思ったならまずは環境を整える事が第1です。
気持がさめないうちに始めましょう!
モニターはノングレア(非光沢)がオススメ
モニターについては下で紹介している「iiyama」辺のモニターで問題ないと思います。色の正確さを気にする人もいますが、大体あっていれば問題ありません。
また好みもありますが、作業をするモニターはノングレアと言う反射がないタイプのモニターがおすすめです。
グレア(光沢)タイプのモニターだと見栄えは綺麗ですが、回りのものが映りこんでしまって見づらいので(汗
ペンタブはWacom!
次にペンタブです。
イラストはマウスでも描けますが、マウスではいい感じの線を引くのが難しいので、こだわりが無ければペンタブが良いですね(笑
基本的には「Wacom」のペンタブがオススメです。それ以外もありますが予算が許すなら「Wacom」のものが良いと思います。
理由は「Wacom」は圧倒的なシェアを誇っているため、何かトラブルが起きた際、解決できるスピードが速いからです。
先日もwindowsアップデートの影響でペンタブの挙動がおかしくなる事がありましたが、数時間後にはユーザーによる解決策が「Twitter」に上がっていました。
こういうのが有難いんですよね。
海外製ペンタブはペンが充電式の場合がある
その他の理由に「Wacom」の特許により、海外製のペンは充電が必要な場合がある・・・と言うのがあります。
ペンが充電式だったら、ちょっとめんどうですよね(汗
最初は板タブのIntuosがおすすめ
ペンタブですが、最初は板タブで良いと思います。液タブは高いですし(汗
なので、ここでは板タブを使う前提で話を進めようと思います。
「Wacom」の板タブには「Intuos」と「Intuos Pro」の2つのモデルがあって「Intuos Pro」の方が高性能なペンタブになります。
イラストをずっと続けていくなら最初から「Intuos Pro」でも良いと思いますが、続けるか分からない場合は「Intuos」の方が良いですね。「Intuos Pro」は高いので(汗
ちなみに「Intuos Pro」の価格はこんな感じです。
このモデルは「Intuos Pro」のMサイズで、ペンタブのみでこの価格です。
クリスタ付属の「Intuos Medium」
こちらのモデルはクリスタが2年間使えるライセンスがついてきます。ちなみに付いてくるのは「CLIP STUDIO PAINT PRO」
また2年間のライセンスが切れたら優待価格で継続利用するか「CLIP STUDIO PAINT Debut 」として利用できるそう。(アマゾンで購入する場合オリジナルデータ特典があります)
個人的に始めてタブレットを買う人には、これを推したいです。
安さを求めるなら「Intuos Small(ベーシック)」
こちらは「Medium」よりもサイズが小さく「Bluetooth接続」も出来ないですが、その分価格が安いモデルになります。
「Bluetooth」だと無線になるのでPC回りがスッキリしますが、イラストを描く時に移動する事がない人はなくても問題ないと思います。
また「Intuos Small(ベーシック)」には「CLIP STUDIO PAINT PRO」は付属しません。(ワイヤレスモデルには付属します)
ただ「CLIP STUDIO PAINT PRO」は5000円で買えるので「Intuos Small」を買って「CLIP STUDIO PAINT PRO」を通常購入するのもありです。
それでも「Intuos Medium」より安くなるのでサイズに問題がなければ、こちらの方が買いやすいですね。ちなみにその場合の料金は下記です。
「Intuos Small(ベーシック)」+「CLIP STUDIO PAINT PRO」=14180円
クリスタ以外のペイントソフトは付属します
「Intuos Small(ベーシック)」にはクリスタが付属しない代わりに「Corel Painter Essentials 6」と言うペイントソフトが付いてきます。
なので、まずは「Corel Painter Essentials 6」を試して不満が出たら「CLIP STUDIO PAINT PRO」の購入を検討すると言う買い方も出来るんです。
「CLIP STUDIO PAINT PRO」は下のリンクから体験版もダウンロード出来るので、「Corel Painter Essentials 6」と比較して購入するか決めても良いですしね。
クリップスタジオ体験版
まとめるとこんな感じです。
「Intuos Small(ベーシック)」がおすすめな人
- ペンタブのサイズが「Medium」より小さくてもOK
- Bluetooth接続がなくてもOK
サイズによる描き味の違い
まとめた後に言うのもなんですが、ペンタブサイズによる書き味の違いについて、簡単に補足します。
口頭で説明するのは難しいですが、ペンタブはモニターとペンタブの描く範囲が同期しています。
そのため、小さいペンタブと大きいペンタブで、同じ1cmの線を引いても、モニターに描画される長さに差が出るんです。(小さい方は長く、大きい方は短くなります)
つまり小さいペンタブでは細かい描写をしようと思ったら、大きいペンタブよりもシビアにペンをコントロールする必要が出てきます。それが最大の違いです。
重量とかももちろん違いますが、基本的に板タブは外で使わないのでほぼ関係ありません。別にダンベルのように重いわけでもないですしね(笑
小さいペンタブ
- 手を動かす範囲が小さいため疲れにくい
- ペンをちょっと動かすだけで、大きく描画されるため細かい作業は苦手
大きいペンタブ
- 手を動かす範囲が大きいため疲れやすい
- 細かい所でもペンを制御しやすく描きやすい
「Intuos」についてまとめると、こんな感じ
Intuos Small(ベーシック) | Intuos Medium | |
価格 | 9180円 | 21384円 |
ワイヤレス接続の有無 | なし | あり(USBでの接続も可能) |
クリスタ(PRO)の有無 | なし | 2年間のライセンスが付属 |
クリスタ(PRO)の2年後 | --- | 優待価格で購入OR「Debut」に |
「Intuos Medium」のクリスタは2年の有効期限つき
「Intuos Medium」を選択した場合クリスタが付属しますが、気おつけないといけないのが、このクリスタには2年の有効期限があると言う事です。
そのため2年後には「CLIP STUDIO PAINT Debut 」として使用するか、優待価格でライセンスを購入し「CLIP STUDIO PAINT PRO」として使うかを選ぶ事になります。
優待価格は下記のリンクから確認できますが、「CTL-6100WL(アマゾンでの記載はTCTL6100WL)」だと3300円で優待が受けられるようですね。
クリスタ優待について
またアマゾン限定バージョンは型番が「TCTL6100WL」ですが、優待が受けられる旨はアマゾンにも記載があります。
クリスタ単品ならダウンロード版がお得
でも「クリスタは単品で欲しい!」と言う方はこちらでダウンロードできます。
もし購入を迷われているなら下のリンクから体験版もダウンロードできるので、まずは試してみると良いと思います。
クリスタPROとEX
また以前クリスタの違いについて記事を書いたので「PRO」と「EX」で迷っている人は読んでみて下さい。
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どっちがいい?クリスタPROとEXの違いはマンガ機能のあるなし
クリップスタジオの「DEBUT」「PRO」「EX」について
続きを見る
またこちらの記事では「クリスタ」とその他のペイントソフトを簡単に比較したので、どのペイントソフトが良いのか決めかねている人は読んでみて下さい。
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定番のクリスタとその他のペイントソフトをサクッと比較
定番のクリスタとその他のペイントソフトをサクッと比較しました。
ソフトの購入を考えている人は参考にしてみてください。続きを見る
これで一通り機材がそろったと思います。
描き方などはネットにあふれているので、後はそれを参考にひたすら描くのみですね!
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